皆様お元気ですか。
筆者は病気です(数日前から37~38.7℃の高熱)。
どうも、クロスです。
S7お疲れさまでした。
新技の追加によって荒れたシーズンでしたが、
なんとか発狂と発熱程度で済ますことができました。
目標の最終500位以内がやっとこさ達成できたので、
備忘録も兼ねて今回もまとめておこうと思います。
※毎回のことながらスマホだと見づらいです。ごめんなさい。
PCでの閲覧をお勧めします。
1.構築経緯
サザンガルド使ってたら順位が溶けて発狂したため、
もとい、エースバーンやその対策たるギャラドスの蔓延る現在の環境に対し、
ドラパをエースに据えたスタンパが一番安定するのではないかと考え、
まずはBOXの隅で出荷待ちになっていた弱保ドラパを採用。
これをエース枠として構築を模索することにした。
ギャラドスの初手牽制、受けサイクルの破壊を目的に悪巧み草ロトム、
初手カバ、エースバーン牽制兼要塞ポケ突破用の気合溜めインテレオンを投入。
これら積みポケの起点役となるカバルドンを入れ、
強く呼ぶアシレーヌ、トゲキッス抹殺のためのダストエースバーンを採用。
構築が完成した。
2.構築紹介
【ドラパルト(NN:エラー)】
性格:意地っ張り 特性:クリアボディ 持ち物:弱点保険
努力値:H236/A172/B44/D28/S28
実数値:H193/A178/B101/C×/D99/S166
調整:HB……陽気ドラパの珠ダイドラグーン(ドラゴンアロー)確定耐え
HD……臆病珠キッスのダイフェアリー最高乱数切り耐え
S……最速サザンドラ(98族)抜き
技構成:ドラゴンアロー・ゴーストダイブ・空を飛ぶ・鋼の翼⇒龍舞
「しんそく!シングルバトル!!」でダイマックスできるものと勘違いして投入し、
ボコボコにされた挙句出荷待ちの状態でBOXにいた個体をサルベージしたもの。
この構築におけるエース枠。
カバルドンから展開し、起点を定めてこのポケモンで抜くのがだいたいのパターン。
欠伸で寝かせれる場面が何度かあったこと、撃つ相手があまりいないことなどから、
鋼の翼をシーズン終盤に竜舞に変更。
自力でAS操作できるだけでなく、ダイウォールも使用可能になったことで、
幅広い状況から制圧や切り返しをかけれるようになった。
主な展開パターンは2つ。
①弱保発動パターン
エースバーン、ミミッキュ、ダイマの切れたキッスやスピンロトム等が主な起点。
通常の弱保ドラパ同様、弱保発動⇒ダイジェットで抜き体勢を作る。
②龍舞制圧パターン
欠伸で寝かせた相手、こちらに有効打のない相手等を龍舞の起点にする。
耐久とダイマは可能な限り温存し、弱保発動や他でダイマの可能性も残しておく。
ASを削って多めに耐久に回した関係で、安定した耐えを見せてくれたが、
耐久系のポケモン(特にアーマーガア)をギリギリ落としきれなかったり、
唐突なスカーフパッチラゴンにしばかれたり等、数多くの悲劇も生んだ。
【エースバーン(NN:トモシビ)】
性格:意地っ張り 特性:リベロ 持ち物:気合の襷
努力値:ASぶっぱ、残りB
実数値:H155/A184/B96/C×/D95/S171
技構成:火炎ボール・飛び膝蹴り・不意打ち・ダストシュート
USUMで使用していたゲッコウガから着想を得た、ダストエースバーン。
流行りの残飯瞑想アシレーヌや、初手チンパンキッスを処理する仕事人。
強力なアタッカー性能から、相手の選出をある程度固定化させる役割も持つ。
初手出し、またはカバの砂が切れるタイミングでの死に出しから展開し、
広い技範囲と襷の行動保証で相手に負荷を掛けつつ、
受けに来るアシレーヌをダストシュートで処理、優位を確保する。
ダストシュートとかいう技はいちいち警戒されない(撃たれても避ける覚悟)ので、
皆嬉々として突っ込んできてくれる。 そして外すまでがテンプレ。
使用技のうち3つが命中不安という不安の塊みたいなポケモンであり、
多くのしょうもない負け試合を作り上げたため、
シーズン終盤はこのポケモンを可能な限り選出しなかった。
またこのポケモン、ギャラドスを極めて強く呼ぶ上にガン起点になってしまうため、
飛び膝外し読みで突っ込んで1割自殺させたり、
オーロンゲやじゃれ持ちの起点作成ミミッキュに不意打ちを撃って殴り倒させたり、
夜道で背中刺されても文句言えないような酷い運用をする場面が多かった。
ごめんね。
【ミミッキュ(NN:ミミー)】
性格:意地っ張り 特性:化けの皮 持ち物:命の珠
努力値:ASぶっぱ、残りH
実数値:H131/A156/B100/C×/D125/S148
この構築のMVP。
ストッパー兼誤魔化し要員。選出に困ったらとりあえず出す。
そこから雑に切り、ドラパの弱保展開に持っていき切り返すのが黄金パターン。
自身もアタッカーとして高い性能を持つため、
カバキッスのような低中速帯相手には隙を見て剣舞から圧をかけていく。
じゃれつくを外す場面はほぼなく、ミラーも最低限制してくれる等、
エースバーンと違って非常に安定した活躍を見せてくれた。
最終戦でもカバキッスの2枚抜きからラス1対面エースバーンの飛び跳ねるを避け、
しっかりじゃれつくを当てて勝利をもぎ取る功績を挙げた。
どこぞのエースバーンとは大違いである。
【草ロトム(NN:■トム)】
性格:控え目 特性:浮遊 持ち物:オボンの実
努力値:H236/B20/C196/D4/S52
実数値:H155/A×/B130/C165/D128/S113
調整:HB……意地ドラパのドラゴンアロー最高乱数切りオボン込み2耐え
C……11n
S……準速60族抜き
技構成:10万ボルト・リーフストーム・ボルトチェンジ・悪巧み
ドリュ、カバ等の初手地面枠に対して弱くなく、ギャラドスに対して隙を見せず、
受け系統のポケモンに崩しをかけれる枠として採用。
こちらのカバが水ロトムと偶発対面した場合の引き先でもある。
ボルチェンで対面を管理しつつ、隙を見て悪巧みを積み負荷を掛ける。
悪巧み時の火力は高く、HBカビゴン程度ならそのまま突破できるほど。
受け構築の突破にも最適で、ドヒドアーマーガアヌオーの並びに強い。
粉無効の性質から、不意に現れるバタフリー対策になるのもポイントで、
宿木ゴリランダーやジャイロ1ウェポンのナットレイにも打ち勝つことができる。
なお相性上、厄介なアシレーヌを見ることもできなくはないが、
相手がそれを見越した選出と押し引きをしてくるのも容易に予想できるため、
そちらは上記のエースバーンでの処理を優先して採用することが殆どだった。
ロトムの宿命ではあるものの、とにかく過労死しやすいため、
カバで起点を作ってやる、丁寧にボルチェンを使ってサイクルを回してやる等、
運用には慎重さが求められるポケモンであった。
性格:腕白 特性:砂起こし 持ち物:メンタルハーブ
努力値:H252/B108/D148
実数値:H215/A132/B167/C×/D111/S67
絶対ステロ撒くマン。
調整は過剰に振られているが、これは拾い物をそのまま流用したため。
起点作成、全体的な削りと相手の選出割り出しが主な役割。
選出画面でエースバーン、ドリュウズの初手出しを抑制し、
上記の主な役割さえ果たせれば長生きの必要がないことと、
採用したシーズン終盤に高熱で頭がイカれていたことと、
素で十分な耐久が確保できていることから回復実は採用しなかった。
また、メンタルハーブはまず警戒されないため、
ギャラドスやオーロンゲの挑発展開を欠伸で流し、
こちらの欠伸ループに持っていくことができるのも◎。
第7世代での運用経験が少しある程度で、
あまり信頼しているポケモンではなかったが、
エースバーン相手に自由な行動を許さないため、対処が明らかに楽になった。
現在の環境にはよく刺さっているポケモンであると感じた。
ラム持ちビルドエースバーンは知らん。
【インテレオン(NN:ロイ)】
性格:臆病 特性:スナイパー 持ち物:ピントレンズ
努力値:CSぶっぱ、残りB
実数値:H145/A×/B86/C177/D85/S189
技構成:ハイドロカノン・冷凍ビーム・悪の波動・気合溜め
「気合溜め+ピントレンズ」による確定急所でスナイパーを生かす型。
対エースバーン決戦兵器として当初用意されたが、
急所の性質を利用し、主に要塞ポケ(ピクシー、マホイップ等)の突破に使用した。
気合溜め後のダイストリームの火力は極めて強力で、
火力目安としては、H252振りカビゴンが最低乱数3つ切って吹き飛ぶくらい。
カバの全体的な削りを利用することで、多くのポケモンを縛ることができる。
反面、耐久面には不安があり、削りを許すと先制技で容易に縛られてしまう。
特にグラススライダーの登場は最悪で、ゴリランダーにはほぼ勝てなくなった。
また、技範囲の関係から、ギャラドス等の水タイプにも不利を強いられる上、
唯一の水技がハイドロカノンであるため小回りが利かせにくい欠点もある。
そのため、シーズン終盤は大きく選出率を落とし、
ギャラドスやゴリランダーを選出させる釣り餌と化していた。
明らかな要検討枠だが、好きなポケモンなので最後まで使っていた。
S8からはキョダイマックスが解禁され、環境も変わるので、それに期待したい。
3.選出について
① 基本選出
迷ったらこれ。
カバから展開し、ミミッキュとドラパで制圧する。
終盤はほぼこの選出しかしなかった。エースバーンを信頼しなかったともいう。
②お願いダスト選出
@1
相手にアシレーヌが見えた場合。
アシレーヌをダストで亡き者にし、ドラパで制圧する。
エースバーンの80%に全てを託すため、やや不安定なのがネック。
③受け破壊選出
受け主体の構築に使用。
カバから展開し、草ロトムの悪巧み、インテレオンの気合溜めから破壊する。
相手によってはインテレオンを他に変えたりもする。
4.厳しい相手
・ドヒドナットの並び
まず突破できません。
降参します。
対戦ありがとうございました。
マッチングしないことが対策。
誰ですかこのポケモン流行らせたの。
2匹は持っていかれる覚悟でダイマを枯らし、ドラパに全てを託す。
相手の構築次第ではインテレオンをぶつける手もある。
シーズン終盤で何度も遭遇し、心を折られかけた。
あえてここまで一言も触れてこなかったが、
このポケモンに対する安定した処理ルートが1つもない。
ほぼ確実にキョダイセンリツを許すばかりか、この一匹相手に壊滅を免れない。
エースバーンとミミッキュでターンを稼ぎつつ削ることで勝機を見出す。
5.今期の感想
目標としていた最終500位以内で終われたシーズンではありましたが、
レートは2000に届かず、構築は課題を抱えたまま、筆者も風邪を拗らせたままという、
何とも言えない形で終わったシーズンでもありました。
また、筆者は思いもよらないビックリドッキリ戦術や、
大好きな技「挑発」を採用した構築が好きなので、
今回の構築は少々味気ない、二番煎じになってしまったという印象があります。
ここは次回以降の改善点の1つとしたいと思います。
次回は最終300位以内とレート2000を目標にやっていきます。
もう二度とサザンガルドは使いません。
次のシーズンはたぶんインテレオンが頑張ってくれるので、
何卒、よろしくお願いいたします。